ハリザッコは命の泉で生まれました。でも、いつの間にか黒く汚れた海に迷い込んでしまっていたのです。ハリザッコは思いました。もう一度あのきれいな命の泉に帰ろう。ハリザッコの旅が始まりました。


by harizakko
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カテゴリ:詩( 19 )

てんびんの左右に「吸いたい」と「吸わない」
あっちにゆれたりこっちにゆれたり
「吸いたい」方が重くなったら、「吸わない」方におもりを乗せよう

つりあっていればそれでいい
無理に傾けなくても
自然にできたらそれでいい

「吸いたい」が軽くなったら「吸わない」も軽くてすむね

でもね「吸いたい」は無くなったりしないよ。
わずかな隙をねらって重くなる不思議な気持ち

だから「吸わない」は決してなくしちゃいけない
すぐに乗せれるように準備しておこう

吸いたいと吸わないはつりあっていたらそれでいい
あっちにゆれたりこっちにゆれたり

めんどうくさいがそれでいい
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by harizakko | 2007-02-26 05:09 |
誰もいないはずなのに大きな音が水の中に飛び込んできました。
「なんだろう。」
雪のかたまりが流れてくるのを見て
「ははあ、雪が融けだしたんだな。」
とハリザッコは思いました。

やがて
岸辺の堤は雪の代りに草や花で春の色に染まっていきます。
やがて虫たちが誘われたようにやってきます。
川の中もトビケラやカゲロウの幼虫が動き出します。
川の中では泳ぐしかないハリザッコも
冬から春への変化には身体が熱くなるほどうれしいのです。

ひとつだけ困ったことは
川の水がうんと多くなることですが、
でも、だいじょうぶ。
雪解けの川の水は冷たくて
命の泉のにおい、そっくりです。

ようし、がんばるぞ!
ハリザッコは尾びれを強く動かし
前へ前へと泳いでいきます。


ステータス: 大佐
卒煙日: 2007年 1月 23日
卒煙からの日数: 0年 0ヶ月 21日 10時間 0分
延びた寿命: 1日と15時間15分
節約できた金額: 6853円(節税分 4071円)
節煙本数: 428本 36.41m 東照宮五重塔

3週間達成です。一度通った道ですので達成感はあんまりないんですけど順調路線に入ってきたのかなって思います。でも、いろんな波があるからね。仕事とかの関係で・・。
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by harizakko | 2007-02-14 06:08 |

汚れた海からの出発

ここはどこ?
ハリザッコは暗い海の底で考えます。
そうか、海に来たんだな。
どうしてこんなところに来ているのかよくわからないのです。
海の底の流れに身をまかせているうち、
自分の存在さえ忘れてしまいそうになりました。
暗い海の中はひどいありさまです。
プランクトンの死骸、きたないどろ・・
大きなこわい魚が、小さな魚をおそっています。
ここは命の泉から遠く離れた汚れた海の底の底

生暖かい海の流れがハリザッコを右へ左へただ動かしているだけです。

でも、こうしてはいられない。
きれいになった体がまたすっかり黒くなったけど
泳ぎ出さないと始まらない。

よし、行こう!
ハリザッコは思いました。
少しずつでも、前へ前へと進んでいけばいつかたどりつけるはず。

遠い遠い命の泉を思い浮かべ
体に力を込め泳ぎ始めました。
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by harizakko | 2007-01-26 18:41 |

手編みのセーター

手編みのセーターのほころびに気がつかなかった。
だんだん糸がほどけてきた。

もうもとにはもどらない
どんどんほどけてきて
役にたたないしろものになった。

それでも、大事なものだから
捨てるわけにもいかないよ

糸がほどけた手編みのセーター
どうしましょう。

いっそ、全部ほどいちゃって
新しく編みなおしましょう。

前よりすてきなセーターできるかも


※禁煙2日目です。このブログに告白したら不思議に禁断症状も軽く感じます。
タバコ吸ってたときは禁煙したくてもできなかったのに不思議ですね。
応援してくれる皆さん、本当にありがとう。力になってます。
やはり、禁煙は「覚悟」なのでしょう。「吸わない覚悟」ができたとき禁煙は進むのだと思います。
今日もニコレット3個使用しました。
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by harizakko | 2007-01-25 21:07 |

きょうからは せみ

きょうからは せみ
後藤れい子
こんなに ひろい そらがある
こんなに まぶしい そらがある
こんなに あおい そらがある
このひを ゆめみて いきてきた
きょうからは せみ
いのちの かぎり とびたいの

ずーっと つちの なかにいた
ずーっと くらい なかにいた
ずーっと せまい なかにいた
このひを ゆめみて いきてきた
きょうからは せみ
いのちの かぎり なきたいの

こんなに つよい はねがある
こんなに ふるえる はねがある
こんなに かるい はねがある
このひを ゆめみて いきてきた
きょうからは せみ
いのちの うたを つたえたい


※後藤れい子さんの詩です。ハリザッコのではありません。
 ただね、暗い土の中にいたのが喫煙者
 自由に大空を飛べるはねをもったせみが禁煙した人だよね
 そう思って、詩を読んでください。
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by harizakko | 2006-06-28 19:37 |

せみの幼虫

せみの幼虫は,暗い暗い土の中で7年間も生きている。
でも,最後の年,土からはい出し,木につかまりながら登り
さなぎから成虫へと姿を変え,
羽ばたき,鳴いて夏を過ごす。
本能なんだろうけど・・
土の中だけで一生を終わりたくないよね。

明るい,空の下で精いっぱい生きていたいね。
ほら,世界はこんなにも輝いている。
今まで気がつかなかった喜びがあふれている

土の中で生きてきたからこそ
地上のすばらしさがわかるんだよね

だから,蝉たちはあんなにうれしそうに
鳴いているんだよね。
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by harizakko | 2006-02-02 20:21 |

ふるさとの町に入る

ハリザッコはとうとう町にはいりました。
川の水はあのなつかしい命の泉のにおいです。
体の中に命の泉の水が入り込んできたように思います。
早く、早く
ハリザッコの泳ぎは自然に速くなります
もうすぐ我が家にたどりつけるんだ・・

海からなかなかでられなくて何度もやりなおしをしたこと
うっかり誘惑に負けて海の一歩前まで押し流されたこと
流されてきた仲間を助けたこと
いっしょに泳いだ仲間達のこと

よく、ここまで泳いできたなあ
涙が出そうになりました。

自分が昔、遊んだことのある木の根っこを見ました。
仲間と競争した場所も見つけました。

もうすぐ我が家です。
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by harizakko | 2006-01-15 17:13 |

サンタの贈り物

サンタクロースが空を飛んでいました。子どもたちを探すために空中で止まりますと,川が流れているのが下に見えました。
ハリザッコたちが泳ぐ川です。励まし合って泳いでいるのが見えましたので,
おやおや,がんばりやさんたちにひとつ贈り物をあげよう
とサンタは思いました。
ポケットから香水入れのような小さなビンを出し,そこに入っていた液を下の川めがけて1滴落とされました。

不思議なことに落とされた場所がパーッと光ったかと思うと,そこから下流や上流に光が広がったのです。
1本の長い長いイルミネーションができあがりました。

光の中でハリザッコたちはこんな声を聞きました。

旅する魚たちよ
あなたたちに贈り物です。
ほんの少しの勇気と
ほんの少しの自信と
ほんの少しの希望と
ほんの少しの幸せをあげましょう。

励まし合いながら旅をする者には愛を
けっしてあきらめないで泳ぐ者には力を
つらさを乗り越えてがんばる者には喜びを

ほんのすこし増やしてあげましょう。

あなたちに与えた贈り物は
あなたたちが最初から持っているものですが
心がけ一つでいくらでも大きくも美しくも
なるものですよ

いつのまにか
川はまた暗い夜にもどっていましたが,
ハリザッコたちの心には希望という灯がともっていました。
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by harizakko | 2005-11-29 20:45 |

初雪と汚れた海と

ハリザッコが泳ぐ川に初雪が降りました。
雪が川面に吸い込まれる様は幻想的です。
寒さには強いはずのハリザッコも
身震いをしてしまうほど
冷たい緊張感があたりを包んでいました。

なぜかハリザッコは黒く汚れた海で暮らしていたころを
思い出していました。

何も知らないことは,それはそれで幸せだったのです。
自由にどこへでも泳いでいけました。
そこでは仲間もたくさんいたのです。

でも,なぜか悲しそうなのです。
ハリザッコは体の大きな魚に聞いてみました。
「ねえ,どうしてみんな悲しそうなの?」
その魚は答えてくれませんでした。

あるとき,ハリザッコは見ました。
白い腹を上にして浮かび上がっていく仲間の姿を・・

そう,この汚れた海では毎年,何匹ものなかまが死んでいく・・。
「ねえ,ここにいたらみんな死んでしまうよ」
ハリザッコは叫びました。
ハリザッコがいくら叫んでも海から出ようとする仲間はいませんでした。

ハリザッコは思いました。
「ふるさとに帰ろう! 命の泉へ」
あれから,何ヶ月経ったのだろう。いっしょに泳いでいる仲間も増えました。
力尽きて流されていってしまった仲間もいました。

もうずっと遠くに見えなくなった海のほうをちらっと見て
ハリザッコはまた泳ぎはじめました。

冷たい雪が川の中へ音もなく吸い込まれていきます。
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by harizakko | 2005-11-18 19:41 |

ふるさとの灯り

ハリザッコは上流へ向かって泳いでいますが,
ハリザッコのふるさとは山の中ではありません。
海からは随分離れて山が近いところにありますが,
山のふもとのとある町の中にある泉の一つがハリザッコの生まれた
命の泉です。

ハリザッコはまだ,ふるさとにたどりついてはいませんが,
暗い暗い川を泳いでいるうちに
ついにふるさとの町のあかりを見つけました。

ずうっと遠くの山のふもとにぽつんと光って見えました。
ああ,あれがふるさとの町の灯り
ハリザッコはついに帰る場所を目にすることができました。

でも,ハリザッコの小さな体でそこにたどり着くにはまだまだ
かかります。
これから雪が降るでしょう。川の水も冷たくなります。
思うように体が動きません。
それでも,ハリザッコの見たふるさとの灯りは
次第に明るさを増し,大きくなっていくことでしょう。

雪がすっかり溶けるころには
ハリザッコは命の泉にたどりついているでしょう。
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by harizakko | 2005-11-04 20:29 |