ハリザッコは命の泉で生まれました。でも、いつの間にか黒く汚れた海に迷い込んでしまっていたのです。ハリザッコは思いました。もう一度あのきれいな命の泉に帰ろう。ハリザッコの旅が始まりました。


by harizakko
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司会者「天国は禁煙かということについて論議したいと思います。」
G「天国は禁煙に決まってますよ。天国でタバコが吸えるなんて聞いたことがありませんよ」
W「あら,吸われないという話だって聞いたことがありませんけど・・」
G「でもね,イメージってもんがあるでしょ。」
W「どんなイメージかしら?」
G「そりゃ,お花畑が広がっていて,きれいなところですよ。そんなところではタバコの煙なんか絶対似合いません!」
W「私のおじいさんは,病気になってタバコを吸えなかったので,天国へ行ったら思いっきり吸ってみたいなっていいながら死んでいきましたよ。」
G「天国へ行ってまでタバコを吸うなんてばかげています。第一,自動販売機やJTがありませんから」
W「天国だからこそ,害のないタバコが吸えるんです。天国では病気しませんからね,肺ガンや肺気腫,肺気胸,掌蹟膿胞症とかの病気はありません。思う存分吸いまくるわ!」
G「だいたい,あなたが天国へ行けるとは限らない,私は前,喫煙者だったけれど,今は禁煙して,他人に迷惑をかけないようにしているから,私はだいじょうぶ!」
W「あら?私も禁煙しているんですけど・・」
G「じゃ,仲間だ!仲良くやっていきましょう」
W「こちらこそ,失礼しました」
司会者「では,話題を変えて地獄ではタバコが吸えるか,話し合ってみてください」
G「地獄の場合は,喫煙地獄とかの刑が行われていると思うよ」
W「そうそう,狭い部屋でタバコを吸いながら副流煙をあびさせられる。」
G「すごい光景だなあ」
W「うらやましいですね!」
G「ん?何か言った?」
W「いえ,こっちの話です」
G「それに一番すごいのは・・禁煙地獄だね!」
W「は?禁煙って楽しいもんだと誰かが言ってましたよ」
G「いいや,まずタバコを吸わせたら,3日間ニコチンを与えない,そして4日目に」
W「え?もしかして,そんな・・・」
G「そう,またタバコを吸わせるのさ,それを延々と繰り返す・・。」
W「なんて,ひどい!鬼!!」
G「でも,考えてみたら,現実でもありそうだね。」
W「だね」
司会者「すると喫煙地獄は現代社会でも見られるってことですね」
G&W「だね」

(このお話はフィクションです。がぼさんとわん子さんは一切,関係ありません)
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by harizakko | 2006-08-28 05:07 | 短編小説
「そろそろ、いいかの」
老人は持っていた杖を空の方に向けました。杖の先から光がのびていき、空の高いところで花火に変わりました。
 それを合図にしたかのように、4つの光が集まってきました。
そうです。4人の神が集まってきたのでした。
老人と女の子の前に姿を現したのでした。
「じいさん、何の用だい。」ドーパが笑いながら言いました。
「久しぶりに4人が集められたな。」セレトが言いました。
「よその神を追い出したとき以来なんじゃないか。」アドレが言いました。
「4人が集められたってことはいよいよ、はじめるのか。」ノルアが言いました。
「ほっほ、察しがついたようじゃな。その通り、ではブレインとしての仕事をしようかの」

事の成り行きが分からないので女の子はぽかんとするばかりでした。
しかし、次の言葉はさらにびっくりすることでした。

ブレイン、ブレインといったらこの国の最高の神です。この老人はブレインだったのです。
そしてブレインは言いました。
「今から、新しい神にこの国の全権をゆだねる。」
女の子は誰のことだろうと4人の神の方を見ました。
そして、ここにいるみんなの視線が自分に向けられていることを知って
「え、私?」とつぶやきました。

「そうじゃ、今まで、神の仕事を見てもらったのはこのためじゃ。この国のために尽くしてほしい。」
「わたしは無理です」
女の子は叫んだ。
「いいや、そなたはこの国を愛している。何、心配せずともよい。わたしはこれから、そなたの中に入り、この国を治める知識となろう」
そういうとブレインは女の子の体の中にすーっと吸い込まれていった。

女の子は自信に満ちた顔つきに変わり、4人の神のほうを向いた。
「新しい神の誕生だ。ばんざーい。」ドーパは喜びの粉を空いっぱいにまきだした。
「わたしは、この国を愛している。そして新しい国を創るわ。みんな、私に力を貸してね。」
「はっ」
神たちの顔はうれしそうであった。
いつのまにか、しおれかけていた花のつぼみがひらいていた。
空の雲の切れ間から日の光が差し込んできていた。
<完>
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by harizakko | 2006-08-24 20:19 | 短編小説

神の国があったとさ 3

「ところで,セレトはどうしているか,知らんかの。」
ドーパに向かって老人がたずねました。
「いつもはおまえさんの後にやってくるじゃないか」
「ああ,セレトね。あいつは,すっかり怠け者になってしまって,まだ寝てるんじゃないかな。」
「なんじゃと,神の国にはあやつが必要じゃというのに・・」
「おれは,いそがしいんでね。また,来るよ」
そういって,ドーパは別の場所へ飛んでいった。
しばらく,考え込んでいた老人が
「セレトのところに行かねばなるまいて,」
そして
「おぬしもついてまいれ。」
女の子を抱き上げたと思ったら,空に高く飛び上がった。
「おじいさん,空が飛べるの?」
「そうじゃよ,セレトまで一直線じゃ」
「もしかして,おじいさん,何かの神様?」
「ホッホッホ,いい勘しておるの」

セレトは日の光をあびながら大地に寝転がってうつらうつらと眠っていた。
老人はそのそばに降り立ち
「セレトともあろうものが,なさけないことじゃ」
セレトはその声を聞くとびっくりして飛び起きた。
「あっ,申し訳ない。ブレ・・いや,じいさん。よその神がいたとき,仕事がなくてぶらぶらしていたら,なかなかもとにもどらないんだ。」
「ばかもの,おまえがしっかりしないとこの国はどうなると思う。他の神たちはもう仕事してるぞ。早くいけ!」
「わかったよ,じいさん。」
セレトは大急ぎで飛び立っていった。

ついでにおまえに,アドレとノルアの仕事を見せておかねばなるまいて・・。
「ねえ,どうしてなの,おじいさん。どうして私に4人の神様の仕事を見せるの?」

「ほっほっほ,今にわかる。」
老人は,再び空に飛び上がりアドレとノルアのところまで行き,神の仕事ぶりを女の子に見せたのだった。
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by harizakko | 2006-08-22 18:17 | 短編小説

続 神の国があったとさ

「ねえ,おじいさん,むかしの話し,もう少し聞きたいな。」
「いいとも,どんなお話がいいかの。」
「あのね,4人の神様のこと聞いてもいい?」
「いいとも,それでは,喜びの神ドーパの話しをしようかの。奴は,この国のものがうれしいとき,楽しいときにやってくる神じゃ。」
「ふうん」
「陽気な奴でな。いつも笑っているか歌を歌っているかどっちかじゃの。奴は,この国の一番の人気者じゃ。」
「どんなことをしてくれるの?」
「そうじゃな。うれしいことがあるとドーパがやってきて歌いながら幸せの粉をそらから降らしてくれるのじゃな。その粉に包まれるとうれしい気持ち,幸せな気持ちがますます増してくるのじゃ。」
「とってもいい神様ね。」
「じゃがの,あいつは調子が良すぎて,程度というものを知らん。いつだったか,あいつが幸せの粉をまきすぎて,仕事をしなくなる者が出たときがあったの・・。」
「じゃ,心配だね。」
「でも,よくできたものじゃ。あいつが来た後,必ずセレトがやってくる。」
「セレトって?」
「おや,言わんかったかの。落ち着きの神,セレトのことを・・。」
「うーん?。」
「まあ,よい。セレトは落ち着きの粉をまいて,心を静めてくれる神様じゃ。この国一番の人気者がドーパなら,一番信頼されている神がセレトじゃな。」
「この神様もいい神様ね。」
「そうじゃよ。セレトはドーパの後からだけでなく,ノルアや,アドレの後にもやってくる一番忙しい神様なのじゃ。喜びだけでなく,悲しみ,不安,恐れ・・どの感情も大きすぎてはやっていけないのじゃ。セレトは粉をまきながら,落ち着け,落ち着けっていってな,働き者なのじゃ。」
「へえ」
いつのまにか二人の耳にこんな声が聞こえてきました。
「おいらは,幸せ運ぶ神,ドーパ,♪どんどんドドンパどんどん。楽しいこと,うれしいことおいらにまかせな。ドーパどんどん♪」
「うわさをすればなんとかじゃ,ドーパがやってきたぞ。」
遠くのほうからあっという間にドーパの大きな体が目の前に現れました。
ドーパは笑いながら二人に声をかけました。
「おやおや,これはブレ・・おっとあぶない。じいさんとお嬢ちゃん。何をしているのかな。」
「おまえこそ,何をしているのじゃ。」
「いま,こちらのおじょうちゃんがうれしい気持ちになったようだからね。粉をまきにきたのさ」
 そういってドーパは「小さな幸せ,片手でいいかな」といいながら,右手を高く上げるとその手のひらからピンク色の粉が噴水のように一度空に向かってはらはらと雪のように降り注いできました。
「わあ,きれい」
女の子は幸せな気分に包まれました。
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by harizakko | 2006-08-20 20:58 | 短編小説
「むかしむかし,この国には花が咲き乱れ,空気もきれいじゃった。おいしい水が湧き  出ていてな,空はどこまでも青く澄んでいた。男衆も女衆もはたらきもんでなあ,幸せに暮らしていたもんじゃ。」
「おじいちゃん,それで?」
「うむ,この国にはの神様が5人いての,アドル,ドーパ,ノルア,セロト,そして一番上の神がブレインという名前じゃった。」
「どうしてそんなに神様がいたの?」
「それぞれ役目を持っていたのじゃ,喜びや幸せの神ドーパ,意欲の神ノルア,
落ちつきの神セロト,戦いの神アドル,は国に住む者たちの感情を受け持っていたのじゃな。うれしいことがあると喜びの神ドーパがやってきてそれはそれは幸せな気分になったものよ。もちろん,悲しいときにはノルアがやって来て大粒の涙を流させてくれたもんじゃて」
ところがじゃ・・
話しをしていた老人は急に曇った顔をして子どもの方を向いた。
「どうなったの」
「あるとき,一番上の神ブレインが,よそもんの神をこの国に招いたのじゃ」
ブレインは4人の神を前にこう言った。
「4人の神よ,本当にごくろうである。今度,新しい神が手伝いをしてくれることになった。みんなも少しは楽になることだろう。」
新しい神は優秀であった。4人の神がやっていた仕事を一人で,やるだけの能力があった。
まじめだった4人の神は次第になまけものになっていった。
新しい神は国の者たちにうまくとけこみ,人気も得ていったのじゃ。
うれしいとき,悲しいとき,つらいとき,いらいらしたとき,新しい神がいつでも進むべき道を示してくれたのじゃ」
「おじいちゃん,みんなが幸せだったらそれでいいんじゃない?」
「しあわせじゃと?」老人は急にわなわなと怒りに震え始めた。
「あいつがなぜ,そんなにすごい能力があったかというとな・・あいつはこの国の命を少しずつ奪っておったのじゃ。この国のすべての人間の,全ての動物の,全ての植物の命を少しずつ奪っておったのじゃ」
老人は,空を指さした。
「見ろ,あの空を,いまではすっかり曇っておるじゃろ,そこの花を見るがいい,しおれて元気がないじゃろ。この国はだまされておったのじゃ」

「おじいちゃん,どうしよう!」
「心配しなくともよい。ブレインが自分の間違いに気付いて,よその神を追い出したのじゃ。」
「じゃ,もうだいじょうぶだね」
「ああ,だが,ほんとうにもとどおりになるにはもう少しかかるかの」
そう言って老人は子どもの頭をなでながらにっこりと笑った。
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by harizakko | 2006-08-17 20:14 | 短編小説
タバコが吸いたいなとちらっと思うことがある。
でも、それを意識しちゃいけない。
意識すればするほど吸いたくなるものだ。
我慢する禁煙はこのことが顕著なのだ。

タバコを吸いたいなと思ったら
タバコを吸わないで過ごしている自分を見つめよう
ようやく、タバコなしでいられるようになったなとか
これだけ禁煙できた、自分もなかなかやるもんだなとか
禁煙できていることに喜びをもつのだ

喫煙欲には禁煙の喜び

これをセットにすること
これができたら、もう禁煙はつらくない

どうせ二度と吸う事のないタバコに振り回されないように・・・。
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by harizakko | 2006-08-04 05:08 | 禁煙