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ハリザッコは命の泉で生まれました。でも、いつの間にか黒く汚れた海に迷い込んでしまっていたのです。ハリザッコは思いました。もう一度あのきれいな命の泉に帰ろう。ハリザッコの旅が始まりました。


by harizakko
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もうニコチンにはだまされまい

ハリザッコの短編小説の意味が分からない人もいるかと思うので、
今回は解説になります。

神の国(脳)は、快感、多幸感を感じさせるドーパミン、ストレスを受けると闘争か回避の行動を起こすノルアドレナリン、感情の安定をはかるセロトニン、怖い思いをしたときのアドレナリンなどの脳内物質によって人間特有のさまざまな感情を創り出していると考えられています。

 よその神(ニコチン)は神経伝達物質と同じような働きをします。よく知られているのは少量で興奮剤、大量で鎮静剤の働きをしています。そのほかにも脳内ですばやくはたらくいろいろな作用を手助けするのです。

 手助けですめばよいのですが、逆に本来の脳はニコチンにその役割を奪われ、正常に働かなくなります。
 喫煙者に自殺する割合が高いというデータがあるそうですが、脳内をこのよその神にかきまわされていいでしょうか?

 禁煙してよくねむくなるのは、ニコチンの覚醒作用が無くなるためです。覚醒作用などはもともと脳が行っていたものですが、ニコチンによって、すっかり、なまけてしまうようになります。突然、禁煙が始まっても、脳は対応できずに、眠くなってしまうことになります。

 セロトニンがなまけてしまうようになると、禁煙うつのような症状になることがありますが、本来の脳のはたらきをとりもどすともとにもどるでしょう。

 禁煙は脳のリハビリを行う作業ともいえます。
by harizakko | 2005-12-11 17:37 | 禁煙