ニコチン依存のしくみ
2007年 03月 17日
ニコチンが脳でどんなことをするのか考えてみましょう。
タバコのニコチンは水溶性なので粘膜、肺胞などから簡単に血液内に入り込み、全身に運ばれます。数秒で脳に達し、大脳辺縁系とよばれる原始的な脳の快楽中枢に働くのです。
ニコチンはドパミンとかセロトニンなどの神経伝達物質と構造が似ていて、ドパミンレセプターに働くので、気持ちがいいと感じるのです。
また、ここ大脳辺縁系では「気分」(うれしい、悲しい)や「意識レベル」をコントロールしています。
タバコを吸うことで、このコントロールシステムをニコチンをつかわないと調子が出ないようにしてしまっていたのです。
タバコをやめると、「気分」が落ち込んだり、「意識レベル」が上がらずぼーっとしたり、やる気が起こらなかったりするのです。
禁煙して「うつ」のような症状が出る人がいるのはこのためなのです。
原始的な脳は生理現象に関係しています。「のどが渇いた。何か飲みたい」「腹が減った、何か食いたい。」「うんこがしたい」「おしっこが出る」・・こういうのが生理現象ですよね。
これに「タバコが吸いたい」がしっかり付けくわえられるとどうなるでしょう。
「タバコがうまい」とか「タバコを吸いたい」という気持ちは脳の中で繰り返し行われたニコチンのはたらきによるものなのです。
意思が弱くてタバコがやめられないという人がいます。意思ではなくて、もっと原始的な脳の部分が問題だったのです。
つまり、私がいいたいのは、いつまでも吸いたいという気持ちが残るのは「未練」ではない。失敗を何度もするのは「意思が弱い」のではない。
ニコチンの薬物作用だからです。でも、吸うという行為は誰にやらされているわけでもない。だから、やめることは簡単にできるはずなのです。吸わなきゃいいんです。
でも、心の中にぽっかりと穴があいたようなさびしい感じはけっこう長く残ります。
なぜならニコチンで「気分」をコントロールしてきたし、ニコチンの快感が途絶えることになったから・・。
ニコチンの癒しがなくなったら、さびしいのはあたりまえ
これからはそのぽっかりあいた穴をどうやってふさぐかってことだろうと思う。
タバコのニコチンは水溶性なので粘膜、肺胞などから簡単に血液内に入り込み、全身に運ばれます。数秒で脳に達し、大脳辺縁系とよばれる原始的な脳の快楽中枢に働くのです。
ニコチンはドパミンとかセロトニンなどの神経伝達物質と構造が似ていて、ドパミンレセプターに働くので、気持ちがいいと感じるのです。
また、ここ大脳辺縁系では「気分」(うれしい、悲しい)や「意識レベル」をコントロールしています。
タバコを吸うことで、このコントロールシステムをニコチンをつかわないと調子が出ないようにしてしまっていたのです。
タバコをやめると、「気分」が落ち込んだり、「意識レベル」が上がらずぼーっとしたり、やる気が起こらなかったりするのです。
禁煙して「うつ」のような症状が出る人がいるのはこのためなのです。
原始的な脳は生理現象に関係しています。「のどが渇いた。何か飲みたい」「腹が減った、何か食いたい。」「うんこがしたい」「おしっこが出る」・・こういうのが生理現象ですよね。
これに「タバコが吸いたい」がしっかり付けくわえられるとどうなるでしょう。
「タバコがうまい」とか「タバコを吸いたい」という気持ちは脳の中で繰り返し行われたニコチンのはたらきによるものなのです。
意思が弱くてタバコがやめられないという人がいます。意思ではなくて、もっと原始的な脳の部分が問題だったのです。
つまり、私がいいたいのは、いつまでも吸いたいという気持ちが残るのは「未練」ではない。失敗を何度もするのは「意思が弱い」のではない。
ニコチンの薬物作用だからです。でも、吸うという行為は誰にやらされているわけでもない。だから、やめることは簡単にできるはずなのです。吸わなきゃいいんです。
でも、心の中にぽっかりと穴があいたようなさびしい感じはけっこう長く残ります。
なぜならニコチンで「気分」をコントロールしてきたし、ニコチンの快感が途絶えることになったから・・。
ニコチンの癒しがなくなったら、さびしいのはあたりまえ
これからはそのぽっかりあいた穴をどうやってふさぐかってことだろうと思う。
by harizakko
| 2007-03-17 06:37
| 禁煙